痴漢と教師と教え子さくら・・・1

      2017/03/04

 

痴漢と教師と教え子さくら・・・1 now!

痴漢と教師と教え子さくら・・・2

 

 


 

 

夕方のラッシュ。

都内から郊外へと走る電車は、身動きができないほどの混雑だ。

その車内が、殺伐とした雰囲気に包まれている。

ワイドショーなどでも話題になるほど増加している集団痴漢の一味が、20代前半と見られる、大人しそうなOLに悪戯をしていたところ、マークしていた私服刑事に取り押さえられたのだ。

痴漢たちは停車駅で降ろされ、連行されていく。

目つきの悪い刑事がいなくなり、車内は少し落ち着きを取り戻す。

逮捕劇の一部始終をながめていた高橋は、呆れた顔で、窓ガラス越しに過ぎ去っていく痴漢を眺める。

女の秘穴に肉棒を突っ込めるわけじゃないんだぜ。

ただケツを触るだけで、逮捕されちまう危険だってある。

犯罪者になりゃ、真っ当な社会生活もできなくなる。

何がおもしれぇんだか・・・

電車が走り出し、痴漢の姿が見えなくなると、ぼんやりと乗客を眺める。

ん?そこにいるのは、2年の霧島か?

高橋は女子高の教師だ。

担任は持っていないが、2年の化学の授業は全て担当しているから、生徒の名前と顔はほとんど把握している。

霧島さくらは、オヤジ受けするエロい肉体に似合わず、意外にも成績が優秀で、多くの教師たちから注目を集めている生徒だった。

その霧島が、ドアと座席の間のスペースで、壁のほうを向き、両手で手すりにつかまるようにして立っていた。

どうしたんだ、あいつ・・・?

様子がおかしいと感じたのは、さくらが頬を紅潮させ、目を閉じ、苦しそうにしていたからだ。

熱でもあるんじゃないだろうか。

声をかけたかったが、人の壁があり、小声では届きそうにない。

こんな大勢の人ごみの中で大声で声をかければ、霧島も嫌がるだろう。

次の駅で大勢人も降りるだろう。

そのタイミングで声をかけてみるか・・・。

カーブにさしかかり、大きく車内が揺れ、乗客の壁が崩れる。

高橋の前に立つ客が大きくつんのめり、一瞬、高橋とさくらの間に障害物がなくなる。

・・・!?

とんでもない光景が目の前にあった。

さくらの下半身、膝上5cmほどの制服のスカートに、男の手が潜り込んでいたのだ。

人波はすぐに元の体勢に戻り、目の前の空間は閉ざされた。

しかし、さくらが痴漢をされていたのは間違いない。

放っておくことはできない、大声で怒鳴ろうとした瞬間、電車は駅に到着した。

さくらの後ろに立っていた男は、大勢の乗降客の間を縫うように走り、すぐに見えなくなってしまう。

さくらもホームに降りたが、ふらふらと彷徨うようにベンチまで行くと、放心した表情で座り込んでいる。

「大丈夫か、霧島」

声をかけるが、虚ろな視線を宙に彷徨わせ、ピンク色の吐息を吐いている。

「おい、霧島っ」

「!?あ、先生っ」

「大丈夫か」

「っ!?」

一瞬顔を赤らめるも、澄ました顔で呟く。

「ちょっと気分が悪くなっちゃって。もう、大丈夫です」

「そ・・・そうか。なら、いいんだけど・・・」

自分から痴漢被害を口にしないのに、こちらから確認するのも悪いと思い、言い出せなかった。

しかし、なぜさくらは痴漢されたことを隠したんだ?

痴漢されたことが恥ずかしかったのか?

それとも、感じてしまったことが悔しかったのか?

まぁ、被害にあった直後だ。

気が動転しているんだろうし、また明日にでも声をかけてみよう。

そう思い、高橋は次の電車を待つことにした。

翌日。

体育が終わった後、廊下を歩いていたさくらに声をかける。

「お前、被害届は出したか?なんなら、先生がかけあってやるぞ」

「被害届?何がですか?別に私何もされてませんけど・・・」

「ほら、昨日の帰りの電車で、痴漢されたろ?」

瞬間、さくらの顔が真っ赤になる。

「ばっバカなこと言わないでくださいっ!」

睨みつけるような目つきで、大声を出し、その場を後にするさくら。

「お、おい!なんだその態度は!?先生は心配して・・・」

さくらは振り向かず、さっさと教室に入ってしまった。

親切で言ってやったのに、邪険にされて、高橋は腹を立てていた。

「んだよ、アイツは・・・」

 

 

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